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いわゆる「逆天井ポーカー」に対するりっきーのコメントがあまりにも残念だったので、勝手に書き換えてみた

DQ10

りっきーからのコメントがあまりにもアレだったので、もう少しだけ誠意の感じられるコメントに書き換えてみた。

【ディレクターコメント】

まず初めに、今回の件でプレイヤーの皆様をお騒がせし、ご迷惑・ご心配をおかけしてしまったことを心よりお詫びいたします。大変申し訳ありませんでした。

対応については上記に記載されている通りですが、今回の件については対応に至るまでの経緯をディレクターである私自身の言葉で説明すべきであると考え、この場を借りてコメントさせていただきます。

プレイヤー皆様の状況を見て、アップデートが行われる前にもコメントを出せないかとタイミングを模索していましたが、時間が取れずアップデートと同時になってしまったことも、大変申し訳なく思っております。
(代筆者注※ 「状況」は「日々の広場への投稿の多さ」などと読み替えたいところだが、これ書くと広場への投稿を煽ることになるのでぼかした表現に留める)

私が最初に今回の件を知ることになったのは、○日にスタッフから状況の報告を受けた際のことです。
ディレクターの私が口にして良い言葉ではありませんが、私自身カジノの仕様を十分に把握しておらず、このような問題が起こるというのではないかという考えに至ることができていませんでした。
すぐに状況を調査して対応を協議した結果、以下の2つの結論となりました。

1.「損をした際の救済システムを利用して儲けることができる」という仕様は、ゲームデザインとして変えるべきである。
2.どんな遊び方をしていてもカジノレイドの発生については 「誰もが均等にチャンスを得られるべき」である。

これらの結論から、カジノレイドの発生条件を「シンプルな抽選のみ」とし、それに伴って「カジノレイドの発生確率を大幅にアップ」させることにしました。

今回の仕様変更は、予定されているシステムアップデートスケジュールの中に押し込めているため検証時間を十分に取ることができず、条件や数値については暫定的なものとなっております。ゲームバランスに大きく影響が出るようでしたら、事前に告知を行った上で再度調整を入れさせていただきます。
急な要件増に対応していただいた開発メンバーの方々には、非常に感謝しております。

今回の件は、ディレクターの私が仕様を十分に把握していなかったことが原因で起きた問題だと認識しており、自身の力量不足を痛感しております。現時点で実装されている可能な限りすべての仕様の再調査を行い、問題がありそうな部分については検証や不正利用をされていないかのチェックを実施する予定です。また、今後の再発防止のために、仕様についてのチェック体制の強化、及び発覚時の緊急対応方針・方法などの見直しをいたします。

最後に改めて、プレイヤーの皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

今後ともドラゴンクエストXをよろしくお願いいたします。

個別添削

まずは今回の件で皆さんをお騒がせしてしまったことを お詫びしたいです。大変申し訳ありませんでした!

なぜ「!」を使ったのでしょうか。ふざけてるいるのですか?

ユーザーに近い目線のディレクターというのは好感が持てるところだと思いますし、それでキャッチしているモノもあるのでしょうが、カジノポーカーの件の謝罪コメントでそれやったらダメでしょう。責任ある立場の人間としてのメッセージなのに、友達感覚で言葉選んだら言葉に重みがなくなりますよ。

謝罪コメントなんですよ? 新卒して間もない営業さんなのでしょうか? ビジネスマナー講習会にでも行ってきましょう。やり直し。

対応については上記に記載されているとおりですが 今回の件についてコメントをさせていただく場をいただけたので 対応に至るまでの状況を僕の気持ちの部分も含めて できる限り詳しくお伝えしたいと思います。

(みなさんの状況をみて 中間でもコメントをしたかったのですが その時間がとれず申し訳なくおもっております…)

「コメントさせていただく場をいただけた」 → 「いただく」は謙譲語なので、「場をいただく」だと顧客に向けてのコメントなのに場を作ったスタッフにへりくだっていることになります。細かいこと言うと「いただく場をいただけた」も変ですね。やり直し。

まずスタッフから状況を知らされた時に最初に驚きました。
僕の力量不足からくる部分ですが 仕組みを十分に認知できておらず カジノがオープンしてから 一年以上が経過したタイミングでこのような状況になることは 正直まったく予測できておりませんでした。

まず、どのタイミングで状況を把握したのか書きましょう。何月何日か書くのが難しければ、だいたいで構いません。

ディレクターが全部の仕様を把握している必要はありませんが「こんな仕様知りませんでした」は対外的に口に出して良いものではありません。「仕様を把握していた・考えた担当者がいるのにそいつが問題と認識していなかった」と部下に責任を押し付けているだけであり、最悪のコメントです。やり直し。

担当者に状況を調査してもらい 次にどう対応するべきかについての検討を開始しました。
緊急事態ということで関係スタッフにすぐに僕のブースに集まっていただき 対応策について話し合いを行いました。

担当者に調査してもらった「状況」を、ここで具体的に説明してください。「仕様としてどうであったのか」だけでなく「実際にどういうことが起きたのか」をちゃんとディレクターの言葉で説明しましょう。

「緊急事態」という言葉を使うほどの「状況」なのであればカジノは一時的にでも閉鎖すべきであったのでは?

「僕のブース」みたいな表現も書かないほうが良いでしょう。ユーザーが知りたいのは「そういう経緯」じゃないんですよ。やり直し。

そして 僕としては以下の2つの結論を出しました。

「僕として」じゃなくて、ちゃんとチームとして結論出してください。独断で仕事してるんですか? やり直し。

1.「全員で損をすると儲かる」という状況は ゲームデザインとして変えるべきである。
2.どんな遊び方をしていてもカジノレイドの発生については 「誰もが均等にチャンスを得られるべき」である。

なぜこの結論をカジノ実装前に出すことができなかったか説明しましょう。問題が起きてから考えるのであれば、ディレクターがいる意味ありませんよね。
いわゆる「逆天井」は、全員が損する必要はなかったみたいでしたよ? ちゃんと状況把握してます? やり直し。

これらの結論から カジノレイドの発生条件を「シンプルな抽選のみ」とし それに伴って「カジノレイドの発生確率を大幅にアップ」させることにしました。

「『カジノレイドの発生確率を大幅にアップ』させる」理由についての説明がありません。やり直し。

正直 今回はプログラムが更新できるスケジュールから逆算して ほとんど時間が残されていなかったため スタッフからためらう声が上がるほど いつもより検証時間が取れなかった状況なのですが そうも言っていられない状態だと僕の方で判断したため 今回の条件と数値の変更を思い切って行うことにしました。

謝罪コメントは「時間がなかった」をアピールする場ではありません。品質の悪いプロダクトをリリースする言い訳を垂れ流さないようにしましょう。
謝罪コメントは「私の実績」をアピールする場ではありません。時間がない中で頑張ってくれたスタッフに対しての感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。やり直し。

限られた時間内で試行錯誤をくり返しましたが 勝ちすぎたり負けすぎたりと著しくバランスを損なうようであれば また調整させていただく可能性もあるとは思います。

こんな文を読まされたところで、著しくバランスを損なう可能性のある仕様を時間がないからと公開するディレクターとしか取れないので、ユーザーとの信頼関係をないがしろにしないようにしましょう。やり直し。

もちろん その場合は事前に告知させていただきますので まずは現バージョンでの「カジノ」をお楽しみ頂けたらと思います。

現バージョンでの「カジノ」は既に皆様楽しんで「いた」はずですので、この言葉は不適切です。何を「まったく新しいカジノ」みたいなこと言ってるんですか。

総評

「仕様自体が不具合であったかのような表現」や「修正した」みたいな言い回しがなくなるように徹底されており、このあたりは「バグじゃない」から「ペナルティは課さない」という方針に疑いを持たせないようにしていて素晴らしい*1と思います。基本全部やり直しですが。

開発・運営だより -第20号- (2014/5/16 更新) では

そのコンテンツは 2.2[前期] を目標として 開発を進めてまいりましたが 十分な品質でのご提供が難しいと判断し 2.2[後期] でのリリースとしました。

ディレクターとして苦渋の決断ではありましたが 納得のいかない形でリリースすることは お客様にご迷惑をおかけする結果にしかならないと 判断しましたので どうか今しばらくお時間をいただければと思います。

と言っているのに、今回は暫定の仕様や数値で出すのは、方針に一貫性がないと受け取れますし、プレイヤーとの信頼関係を大きく傷つけるものであると感じます。

謝罪の言葉に真摯さが感じられず、また「自分は知らなかった、担当者が勝手に仕様を決めてリリースした」みたいな言葉はプロダクトの顔として世に出ている人間としては最低の言い訳なので、慎むべきでしょう。

時間がなかったから暫定的な措置でバランス調整が不完全ですという予防線も、プロダクトの責任者としては0点です。ユーザーとの信頼関係は大切にしましょう。

具体的な数字が一切出ていないのも気になりますね。書けない数字でも出てきちゃうのでしょうかと勘繰られますよ。

顛末を書いた後には再発防止策を併せて書きましょう。「どのように繰り返さないか」は顧客との信頼関係を深める第一歩です。

最後は必ず謝罪文で締めくくりましょう。

このあたり、だいたい前任のディレクターの藤澤氏がお手本になるコメントの出し方をしているので、是非とも参考にしていただきたいですね。

名声値の修正に関するおしらせ (2012/09/06)


朝5時まで仕事してて眠いからといって、こんな適当でユーザーとの信頼関係を傷つける文章を公開していいものなのですかね。

私からは以上です。

*1:クソだと