調理職人SSを獲得

調理職人SSを獲得!

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ほとんどが「ギルド依頼品を作って★2以上ができたらバザーに流す」というやり方で評判上げてきたけれど、レベルが上がって調理に慣れてくると高レベル料理でも★2以上を狙えるようになるので、評判もコツコツためていくことができる。★2でトントンくらいで作りやすいのは「かいしんバーガー」で、焼ける箇所が3つしかないので★3も結構な割合でできる。(★3出せたら利益1万G程度)

「調理はギルド依頼品ですら赤字」という人もいるけれど、「しっぱい」にならない限りは微妙な損にしかならないのでローリスクでリターン狙えるんだよねぇ。調子良い時はポンポンとかいしんバーガーの★3出せたりするので、結構な利益を調理職人で出せてると思うんだけれど。

ちなみに愛用のフライパンは超フライパン★1で、これで毎日ギルド依頼品を自宅で調理してる。調理で体力アップしてもあまり意味ない気がするから、奇跡あまり欲しくないのよね。バトルステーキ作るときに火力強化ターンをやりすごせる、というメリットはあるのかな?

Lv80装備をやればいい装備生産と違って、調理は評判が上がるスピードがゆるいからSSSまでは長そう。

今週の輝石ガチャ(2014年9月21日週)

  • 輝石のベルト+3
    • 光の呪文の攻撃ダメージ +8.0%
    • 攻撃時 3.5%でぶきみなひかり
    • しゅび力 +14
  • 輝石のベルト+3
    • ドラゴン系にダメージ +4.0%
    • ふっとびガード +8.0%
    • 眠りガード +8.0%
  • 他は燃料

迷宮挑戦7回、天箱1、竜箱2、金箱3で上のは天箱から入手。光の呪文ダメージアップは魔法・賢者・フォンデュで使えるので良いの引きましたわ。守備力が上がるのもコロシアム的にはプラス。

下のベルトは対ヒドラ用で一応保管。ふっとびガードは今のところベルトからのみ? ヒドラは野良持ち寄りで武闘家とかで参加してるので、ふっとびガードは一度試してみたい。

アナザー13以外はブーメランレンジャーで行けそうなので、特訓がたまって良い感じ。レンジャー終わったら次は同じくブーメラン使える道具かな。姫様の耐性弱化からのフローズンバードが一撃1500とか入るので、結構討伐スピードも担保できる。回復もホイミスライムと姫様のコンビなら結構なんとかなる。道中も複数敵ならデュアルカッターがダメージ出るし。

獲得カードが、アトラス強・アトラス強・ガイア・ヒドラヒドラなので、また持ち寄り生活が始まる……

ver2.3で追加された魚を全部釣った

DQ10がver2.3にアップデートされ、釣れる魚が増えたみたいなので全部釣ってきた。

クラウンローチ

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偽ピラミッドの池にて。闇の釣りざお☆☆、マデュライトルアー☆で釣ったけれど手応えはかなり余裕。一発目で釣れたけど、かかる確率はどんなもんなんでしょ。

ズワイガニ

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スレア海岸にて。これも闇の釣りざお☆☆、マデュライトルアー☆で余裕。少し時間かかったので、もしかしたらちょっと出にくいのかも?

で、ズワイガニについて広場にこんな書き込みが。
ズワイガニ - 提案広場|目覚めし冒険者の広場

釣りにズワイガニが追加されるそうですが、ズワイガニの足は地面側に曲がりません。
足が地面側に曲がるのはタラバガニです。

あー、これはやってしまいましたなー。

ミツクリザメ

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チョッピ荒野のサウルスロードとかがいる側の、南側にて。闇の釣りざお改と天使のルアーという万全の体制でギリギリ釣れたので、ランク低い釣りざおだと厳しいかも。釣れたミツクリザメは偶然キングサイズだった。

結構レアで苦戦するのかなと思ったけれど、意外とすんなりかかってくれた。

アカマンボウ

エピステーサ丘陵のライノスキングがいるあたり。フォレスドンとかが討伐に出てくるまでは人気のスポットだったのに、今はガラガラ。ここで300メートル級の大物が出るとマンボウかアカマンボウで、筆者がアカマンボウをかけた時は270メートルくらいだったので少し近いのかも。行動ターンで尾ひれをゆらして何もしないことがある。

深海魚「アカマンボウ」は本当にマグロの代わりになるのか - デイリーポータルZ:@nifty

実際のアカマンボウ。こ、これ食べるのか。ちょっと表情がありすぎる感。

フウセンウナギ

ラーディス王島の一番奥の海岸にて。釣りのレベル解放でアロワナを地流池で釣り上げたついでに、奥まで走って釣ってしまった。これも時間がかかりそうで早々にかかったので、今回の魚コンプリートは前回と違って楽だったなー。前回はレア鯉とかブルーナポレオンとか、かかる確率が低い種類ばっかりでキツかった。


しかし、これで釣りに行く理由が再び薄れてしまったため釣りざおが屋根裏に死蔵される日々となってしまう……のか?

王家の迷宮雑感と、今週の輝石ガチャ(2014年8月24日週)

天箱2週目完了で、アナザー3週目1階まで終了。アナザー回ってくと姫様イベント見られるのね。天箱から出るベルトがクソでも、みんなちゃんと周回しよう!

ということで、今週の輝石ガチャの結果です。ご確認ください。

  • 輝石のベルト+2
    • すばやさ +16
    • さいだいHP +8
  • 輝石のベルト+2
    • スライム系にダメージ +4.0%
    • 闇の呪文の攻撃ダメージ +8.0%
  • 輝石のベルト+3
    • 風の特技の攻撃ダメージ +8.0%
    • 風の呪文の攻撃ダメージ +6.0%
    • 氷の呪文の攻撃ダメージ +4.0%
  • 他は燃料

闇の呪文の攻撃ダメージアップキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
ドルマ系で攻める賢者が必要なシーンって、ベリアル強、バラモス、ドラゴンガイア、あとはコロシアムなどなど活躍のチャンスは結構ありそう。ピラミッドはイオ系か。光呪文4%のベルトは燃料にしちゃったけど、まあ4%だし…。

風の特技はサイクロンアッパーとピンクタイフーン、どちらもコロシアムで活きる特技。コロシアムの盗賊でサイクロンぶん投げて魔法使いとか叩くので、一応キープ。4%と微妙だけど、氷の呪文が魔法使いでも使えるし。

最大HPベルトは、これはほぼハイドラベルトで互換可能なのでたぶんすぐに燃料になりそう。ただ、HP特化ハイドラ使うくらいなら尖った効果のベルトつけたほうが良いイメージができてきてるんだよなー。

他、燃料とか使いきれない程のカードとか、福引とか聖水とかオーブとか。カードはバズズ強2枚、バラモス1枚、ヒドラ3枚、グラコス1枚。いいか、りっきー。王家の迷宮に行くようなプレイヤーはもうソーサリーリングの合成を必要としてないし、バズズ強を倒すようなプレイヤーもソーサリーリングの合成を必要としていない。今ソサリのMP回復量+1が効いてくる狩りって真コニタコとか、フォレスドンとか? 昔のタイガー1確狩り時代とは違うのだよ(バンバン)

王家の迷宮を周回する構成、とかとか。

浅い階は自分レンジャー+魔物にバイキルト持ちホイミスライムでデュアル投げながら特訓稼ぎ。バランスよく強化できるし、キツい攻撃もないので回復もホイミスライム任せで充分。

深い階は自分賢者+魔物はメラゾーマ持ちフォンデュの鉄板構成。道中はもぐもぐタイム禁止、ボスや霊玉強化モンスター相手には解禁。ボス戦は自分のバフ終わるまでは姫様作戦バッチリで回復にも片足置かせて、しんぴ→早詠みのあたりで1回自分ベホマラー、もう1回しんぴしてバフ終わったら姫様作戦ガンガンにして攻撃主体。イオグランデのチャージがたまったら発動して、あとは毎ターンしんぴ2ベホマラーしても回復間に合わないようなボスは設定が悪い、ってことで。まあ、姫様カンストしててバリ固だから自分か魔物が死んでもザオリクしてくれるし、天箱の魔人3以外ならだいたいドルモーア投げる余裕あるし。

深い階層を賢者で回してるとすぐに特訓カンストしちゃいそう。道具でもいいんだけど、イオグランデ使って時間かかりがちな人間系ボスの討伐速度を担保できるってのは魅力なのよね。2回目のフィールド終了後に箱確保する際の安心感が違う。将来的にはスパスタにスキル振ってゴールドシャワーで遊ぶ、とかなりそう……

バズズ強・アトラス強・ベリアル強を僧侶視点で。

ゆめみの箱から出てきたカードが余っていたので、回してみている。今更だけど、攻略というか立ち回りを軽く備忘録代わりに。

僧侶 in バズズ強(バトバト僧侶僧侶)

僧侶2枚だけれど慣れてても気を抜いたら簡単に全滅しそうなあたりの難易度。バトバト2人は簡単、タゲ見極めて下がったりしてたら討伐時間長くなるし、いわゆるターンエンドまでも短いので壁しながらガンガン天下無双入れるだけなんじゃないの(僧侶的他職見下し)。やってて眠くならないのかしら(僧侶的他職見下し)。

僧侶は連携。常に相方僧侶の立ち位置と行動を見ながら、極端な話をすると「2人同時に天使の守りをして回復する人がいなくならないように」。まあ、昨日の野良持ち寄り1回目はバズズ強の開幕初手で天使の守り入れるような「奴」だったけど。あー、僧侶がお前2人だったら全滅してるだろーねーとか思いながらPT持たせてた。平時ならホイミかぶりはキャンセルなし、お見合いして次の攻撃に間に合わない方が怖い。スクルトとかフバーハ使ってるのが見えたら、回復待機。まあ、当たり前なんだけれど、できる限りバズズズッシードクモノあたりの呪文に合わせてバフ。祈りは切れてから、切れそうになってから更新だと回復が後手に回るリスクもあるので、リミットが近くなくてもマメに更新する。

バズズズッシードが入ってない状況でバトバト僧侶3人にズッシード入れれば押せるんだけれど、3人にズッシード維持する面倒さと僧侶がバズズに張り付くリスクとか考えたら、押されながら回るほうがいいかも。バズズズッシード使われたら意味ないし、怒り即ツインクローだとファランクスかかっててもアウトだし、そもそもファランクスは維持できるものじゃないし。というわけで、バトバトが張り付いて僧侶が後ろ、ザオ役は打ち合わせで決めておいて、死んだと思った瞬間ザオ役がダッシュして組成して後ろに戻る。特にザオ役はガードを固めておいたほうが良い。

ダメージが入ったのを見て行動に移してたら間に合わないケースもままある。ダメージが入ったのを見てベホイミした瞬間にまたダメージが入って、次のベホイミが間に合わないみたいなことはある。キャンセル待機みたくベホイミ待機や、ダイアログ見た瞬間にベホマラーを置くみたいな行動はできたほうが良い。

そんでもって、僧侶2人の時のお約束。天使の守りは優先度の低いバフだよ? バト1人死んでるのに天使の守りをするような僧侶には、結晶99個出品する時に1個の値段で出品してしまう呪いをかけてやるんだからね。

僧侶 in アトラス強(バトバト僧侶僧侶)

ツインクローがない分バズズ強よりは簡単。範囲攻撃が回避可能な大地の怒りしかない分ベホマラーの使用回数も少なくすむのでMP的にも楽。転びガード装備して、ホイミと聖女の守りをモグラたたきのように繰り返すだけ。アトラスの近くで死んだバトを蘇生しに行く時に、ちゃんと自分に聖女がかかっているならば恐れずに飛び込むこと。バトの蘇生に成功した瞬間に離れていけば死ぬことはあんまりないはず。バトの行動見ながら、大地の怒りの回避に間に合いそうもない人がいるならベホイミ待機。その後、聖女かけてリカバリー。会心完全も時間があったら入れておこう。

特筆して語るべきところもなく、強コインボスの中では一番やりやすい。

僧侶 in ベリアル強(パラ魔法賢者僧侶)

端的に言って、忙しい。パラ1枚じゃ押せない、魔法と賢者は魔法陣からの呪文連打で怒りをもらいやすいと考えると、僧侶が壁に加わるシーンが多くなる。バフ、回復、壁、立ち位置調整、とにかく忙しい。ベリアルの足踏み見てバフ入れたり、パラにファランクスかかってなければ通常攻撃2回で落ちる前提でベホイミ待機したり。パラが死んだらザオダッシュですよ。

そんな感じで、僧侶はいついかなる状況でもベリアルの懐に飛び込める準備を怠らないことが、ベリアル強では大切だと思うのでありました。パラが押されずにいつでも健在なら、そりゃ僧侶は楽よ。

パラが初手デスファイアを想定して防御待機してたら、ガイアと混同してツッコミ避けしたら巻き込んで全員即死しました、みたいな面白エピソード待っています。

なんかほとんどバズズの話になってしまった。まあバズズが一番難しいし面倒なので……。っていうか、バズズ強行くような人はもうソサリになんて興味ないよね問題。機能も持ち寄り1回で2個ソーサリーリングの現物出たのに、誰も何も言わないという不思議な光景(?)に出くわすことができました。

育児日記その1~大量ウンチまみれのオムツ!

1回のウンチが大量なのよ

他の新生児と比べたわけではないので正確にはわからないが、うちの息子はたぶん1回に排出するウンチの量が多いんだとは思う。新生児は1日に何回かウンチをするのでこまめにオムツを替えてあげる必要がある、そういう話を聞いていたのだけれど、なぜだかはわからないがうちの息子は1日1回にまとめて一度に大量のウンチを放出する。それはもう、ダイエーから巨人に小久保祐樹が無償トレードくらいの大放出。

息子はウンチがたまってくると機嫌が悪くなり、ギャーギャー泣き出す。そして悪夢を閉じ込める門―ナイトメア・ビヨンド・ザ・ゲート―から解き放たれたその金色の恐怖―ゴールデン・オー―は、我々夫婦を震え上がらせる。恐怖は伝播する。食い止めねばならない。

「魔法カード使用! パンパース!」

""対象者の下腹部にセットすることにより、対象者の輩出する小便を吸収し、大便が流れ出さないように留める効果がある。体重5kgまでの新生児用の魔法。90回繰り返し使えるが、使用済みの廃棄物は悪臭を発することもある。マツキヨ・イオンなどで販売、1200円""


いや、本当に「「もっとこまめに分けてしてくれ」」と夫婦声を揃えて毎日息子に懇願しているが、当の本人はどこ吹く風。ギャーギャー泣いて手足をバタバタさせて暴れ、必死になって浮かべていた苦悶の表情は大量ウンチの放出と共に消え、ふう~スッキリした~と言わんばかりのゴキゲン顔でお尻拭きとオムツ替えを息子は受け入れている。

「ウンチした時は霧吹きが便利だよ」と義姉は教えてくれたが、あれだけの量が付着したお尻を霧吹きの水で洗い流そうとすると、下のオムツも、その下に敷いてあるセーフティーのキッチンペーパーも、果ては更にその下に敷いてある汚すと洗うのがめんどくさいバスタオルも、全部ビシャビシャの水浸しになっちゃうんですよ……。霧吹きは現状ほとんど出番ナシ、ですわ。

「天使の3P!」3巻 ネタバレ満載レビュー感想元ネタ探訪

今までとは一味違った蒼山サグ・ワールド(ネタバレなし)

全体的にはこれまでの作品を踏襲するような、響と桜花の「初体験」の話が冒頭から展開されていたり、作者の趣味全開の「釣り展開」があったりと、蒼山サグ作品として楽しめる一冊。前作で明かされた希美の過去に続き、本作ではそらの過去が明かされている。

ただし、本作では「あとがき」で作者が明記しているように架空の島を舞台に設定していて、リアリティのある世界観を大切にしてきた作者にとっては

冒険したお話のつくり方を目指してみました
「天使の3P!×3」265ページより

とのことで、作中の主人公たちと同様に作者もまた一箇所には留まらないぞという意欲的な作品となっている。とはいえ最初から最後まで主人公の響から小学生キャラ達までメインキャラは暴走しっぱなし、パワフルかつスピーディーな展開の中で、そして今回は徐々に明かされる今作の舞台「双龍島」の文化や人々の「謎」が紐解かれ、また紡がれていくストーリーからは最後まで目が離せない。

もちろん、今作中でも「最高」であるところの小学生たちの「魅力的なシーン」は満載のため、電車やバスなど公共交通機関で大っぴらに読むのは避けるのが無難かも?*1

ここから ネタバレ 有り

ややミステリー仕立てなストーリー

孤島を訪れた主人公たちがその土地の文化・宗教などに触れながら事件(イベント)に巻き込まれ、難題に向き合って様々な葛藤の末に解決に導くという、ちょっとしたミステリー仕立てになっている。その中で、響視点での物語の叙述にも関わらず当初霧夢だと響が認識していた人物が「相ヶ江さん」と一貫して表記されていたり、読んでいく中で仕掛けが噛み合う瞬間の面白さは心地良かった。

今回も例によって、表紙を飾るメインヒロインであるところのリヤン・ド・ファミユの3人の影が薄かった。特に、過去が明らかにされたそら・ツッコミ役としてポジションを得た希美の2人よりももっと空気的存在になってきた潤の今後が心配でなりません。結末でインパクトのある行動を取った霧夢にあたふたするだけとか、完全に「それラノベの世界じゃ最底辺デスヨネ」的な言動じゃないですか。ロウきゅーぶ!の葵と違って桜花が響を落とせる位置にいるので、そもそも筆者はロリコンじゃないので、桜花ちゃんにもうちょっと頑張って欲しいですね。

霧夢を誘い出す方法にやや神話っぽいやり方が採用されていて、キャラたちの互いの分析や信頼関係からその展開になることがむしろ作品の魅力だとは思うんだけれど、個人的にはちょっと説得力にかける「響の勝ち」だったかな。下準備のシーンの周到さからして、もっと「おおっ」と唸るシーンが出てくるかと思ったけれど、ちょっと物足りなかった。ただ、物語として重要なのはその響によるトリックではなく、その後の壇上の大立ち回りにあったので、モゴモゴしながら読み進めた結果しっかり満足なので、まあその辺りは。

3巻時点で仕込んである伏線っぽいものはだいたい消化されて、あとは潤・桜花・正義さんの過去から現在の紐解きが待たれる。というかアニメ化するなら1巻やって2巻はほぼ飛ばして3巻やると1クールに収まって水着回作れて緊迫・シリアス展開を10話くらいに入れられてちょうど良いんじゃないの、とか思いながら読んでた。音楽ってジャンルは小説じゃなくてメディアミックス向き、でしょ、カドカワさん?

神がかり的な才能を持っている智花にすばるんが惚れ込んで、真帆・愛莉・ひなた・紗季の能力は並だった「ロウきゅーぶ!」とは違い、出てくる小学生キャラ達のポテンシャルが最初からいちいち高い、という辺りもちょいと気になる。「小学5年生でできること」のリアリティから徐々に離れつつある感じがするので、そういう「物語の方向性」みたいなものも意識しながら続刊を待とうと思う。

物語中に登場する「架空」について

本作の「あとがき」で蒼山サグ先生から提示されていた「架空」については、そこで書かれていた双龍島がフィクションであることはそんなに「冒険」という感じがしなかった。ファンタジー要素が排除されている作品の中に都合の良い架空の孤島が出てきても気にしないことはフィクション作品における不文律みたいなところはあると思うし、「なんかニコ動かYouTubeっぽいWebサービス」も「そういうインフラ」と考えるとやや濃い要素としての「架空」だと思うし、両親のいない家に小学5年生の妹を1人残して1週間も旅行に出る高校生の兄、ってのも十分にファンタジーな気はするけれど。本稿の先にも書いた通り、ポテンシャルが異様に高い小学5年生が多数存在するってのも、それはそれでファンタジーなわけだし。

そういう「あっロリコンバンドラノベロリコンバスケラノベと違ってちょっとファンタジーなんだな」というのをあらかじめ読者に匂わせておいて、その上で本作の「あとがき」に書かれている「物語の根幹部に存在する大きな『架空』」を次巻以降に見せていく、という目論見なのかなーと。

「天使の3P!」読んでて個人的に一番違和感なのって「そのネタをどうしてその年代の子供が知っているのか」なんだけどね。離島にブロードバンドが届いている時代に、高校生が紅の豚のワンシーンの光景を指して「日本では最も多くの人に雰囲気が伝わるかも」はちょっとキツい。

競馬以外の元ネタ

さて、本ブログの3Pレビュー恒例の元ネタ解説、まずは競馬以外編。

崖と崖の間にある砂浜の、赤い戦闘機

80Pの2~3行目、相ヶ江さんが案内してくれたビーチの描写。これは先にも書いた、1992年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメ「紅の豚」の主人公・ポルコが、無人島にある切り立った崖に挟まれている砂浜に赤い戦闘機を保管してアジトにしている場所の、その景色を指してのこと。同じことを書くが、2014年の作品で高校生が「日本では~」と表現しているあたり、もしかしたら作中の登場人物は「2周目」以降である可能性をここで提唱しておきたい。

紅の豚 [DVD]

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希美の腰に巻かれた太平洋に浮かぶ島々

82Pの後ろから5行目の「希美は腰にパラオを巻いていて」という表記、この「パラオ」は誤記で「パレオ」が正しいものと思われる。「パラオ」は太平洋、フィリピンの東側に存在するミクロネシアの島々のこと。パラオで腰に巻いて出てくるって、旧日本軍の兵士がダイナマイトでも巻いてるのか(違)

パラオ - Wikipedia


小さい女の子の服だけを食い荒らすキョンの名前

145Pの後ろから4行目、小さい女の子の服を食べちゃう2匹キョン。この2匹の名前がそれぞれ「ジョン」と「スミス」なんだけれど、これの元ネタは「涼宮ハルヒ」シリーズの主人公・キョンが過去で出会ったハルヒに対して使用した偽名「ジョン・スミス」が由来か。「ジョン・スミス」とは、英語圏では「ジョン」も「スミス」もありふれたものであるため、日本の「山田太郎」のようなもの。

ジョン・スミス - Wikipedia

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

競馬に関する元ネタ

「リヤン・ド・ファミユ」については2巻のレビューを参照。

ブラックタイド

29P最後の行「ブラックタイド」は競走馬名。三冠馬ディープインパクトの1歳上の兄で、2001年産の牡馬。重賞のスプリングステークスを勝っている。
ブラックタイド - Wikipedia

ゴールドティアラ

119P後ろから3行目「ゴールドティアラ」は競走馬名。1996年アメリカ産の牝馬で、2000年の交流G1南部杯の勝ち馬。

ゴールドティアラ - Wikipedia

ステイゴールド

119P後ろから2行目「ステイゴールド」は競走馬名。潤・希美・そらのスリーピースバンド「リヤン・ド・ファミユ」の作者的な由来になっている競走馬リヤンドファミユの父で、2001年にラストランを香港のG1で飾った。

ステイゴールド - Wikipedia